Elita F3F/F3B

Elita, Jaro Muller の新型モデルは、Estrellaのようなピュア カーボン翼です。ただし、主翼断面は、Estrellaとはまったく違う。製造法も根本的に違いそうである。(.写真は、EspenTorpが撮影し、 Hilsen Jo Grini氏のサイトから引用)
主翼
全長
2,850mm
翼型
P8.25/1.76
翼面積
61.6dm2
翼面荷重
36.5g/dm2
構造
Pure carbon
分割形式
2 pieces
尾翼
翼型 sym, 8.5%
翼面積 5.7dm2
翼型など V-Tail, full flying tail
その他.
全備重量 2,250g(Ballast:800g)
送受信機
6 Servos, 7 Channels
胴体長
1,465mm
設計製造者のJaro Muller氏に幾つかの質問を送った。(Muller氏については、有名なのでここで改めて紹介する必要はないでしょう。)同氏は、質問の回答、写真に加え設計図を送ってくれた。(設計図は、下の"Plan"というアイコンをクリックすれば表示されます。) Elitaの主翼は 2.85mで、基本的には、F3F志向の機体である。しかし、F3Bのルールが、全抵抗規制になれば、ウインチパワーは減るため、F3Bでも、Elitaには追い風となるように思われる。とにかく、魅力的な機体である。このページの情報は、現時点で入手している最新情報のすべてですが、今後もフォローしていく予定です。
設計・製作
Jaro Muller/ Jaro Muller company(Slovakia) Plan
価   格
Euromodel (Germany) 1135 EUR + Ballast(45EUR) + option Mail
有名なEspen Torpが飛行させています。
(写真は、HilsenJo Grini氏のサイトより引用)

ユニークな胴体の形。
(写真は、HilsenJo Grini氏のサイトより引用)

主翼は2ピース
(写真は、HilsenJo Grini氏のサイトより引用)
Elitaを見て!!
(写真は、HilsenJo Grini氏のサイトより引用)
これはなんだったかな?

骨格はカーボン。Elitaは、甲殻動物から脊椎動物に進化?したようだ。胴体内の枠は、さながら内部骨格のようだ。

主翼下部にバラストルームがあるため、その分胴体が膨らんでいる。このバラストルームには1200gも積める。
フライングテールのようなAll moving V-tail. V -tailを取り外せるようにするためにこのような構造にしたのだろうか。
受信機のインストール方法
Muller氏の工房の裏庭らしい。雪がうっすらと積もっている。おそらく、2002年冬の写真と思われる。
主翼断面(Euromodell HP)アラインメントピンはなく、すっぽり胴体にはまる仕組み

超音速ジェット機のような鋭角的なノーズ

Joe Wurts
取り外したV-tail

Jaro Muller氏とElita. 根っからの技術者という感じですね。

上の写真と同じ配色なので、この写真のElitaをテストしたと思われる。

Joe Wurts氏も既にElitaを飛行させており、バラスト無しで,弱風の中、ダイナミックソアリングで250km/hを記録した。最高だね。こんな強い羽をもった機体は、今だかつて見たことはない。Elitaは、サーマルでも、最高だ。Elita,信じられない機体だ。Elita大好き。


Elitaに関するQ&A (2003年5月29日付、電子メール)
質問
Muller氏の回答
Q-1) 新しいウインチ規制では、パワーが減ると聞きましたが、Elitaのような小さい機体が有利とお考えですか、あるいは大きな機体が有利でしょうか。 1) 私は、ウインチパワーが下がれば、小さい機体の方が有利だと思います。

Q-2) V-tailの移動量は、どの程度でしょうか。従来の動翼がついたV-tailでは、動翼は数ミリしか動かさないですが、C-tailのフライングテールでは1cm近くも動かすようです。Full moving V-tailというのは、どの程度動かすものなのでしょうか。

2) Elitaの場合、V-tailの移動量は、ほんの数ミリです。

Q-3)バラストは、どれくらい搭載できますか。日本の大気の粘性はヨーロッパより大きいようで、高速度を得るには、通常、1Kg以上積むことが多いのですが。

3.) Elitaモデルのバラストは以下のとおりです。:

Aluminum = 390 gr, Brass = 1170 gr

Q-4) LOLO高度記録計の記録をみると、ヨーロッパでは、曳航で300m以上出ているが、日本では、このような初期高度はとても信じがたい。スキルの違いはあるでしょうが、ウインチは、あまり変わらないので大気くらいしか違わないように思います。ヨーロッパではなぜ、あんな高々度が得られるのでしょうか。基本的な理由は何だとお考えですか。

4.)日本との違いついて、今は何の知識もないので、ちょっとわかりません。

 

Q-5)ピュアカーボン翼は、どのように製作するのですか。JoJoのホームページで蜂の巣状の断面写真を見ましたが。同じ技術ですか。Estrellaは、フレキシブルチューブ技法というのを使っているとのことですが。これと類似の技術を使っているのでしょうか。

5) Elitaのカーボン構造は、波状カーボンを翼の上皮及び下皮を接着させたものです。これは、私どものオリジナル技術です。
(Jaro Mullerに再確認し、修正,2003 7/7)

日本人は、いつも質問ばかりだと気を悪くしないでください。私は、誰でもが革新的なElitaに抱いている疑問について質問をしているだけですから。

6.) 新しい考え方の設計、新しい技術ですから、これに関心をもつのでしょう。


Fuselage..
TBD
Wing...
TBD 
Flying...
TBD 

(2003.7.7)